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黒騎士団外伝「基本ルール」 場所は黒騎士団領土内に新たに建てられた訓練施設内 参加する者をプレイヤーと呼び特殊な腕時計を装着しなければならない プレイヤーは腕時計で指定されたプレイヤー(以下ターゲット)を倒すことでポイントが加算される プレイヤーは自分の意志でターゲットを変えることはできない プレイヤーはターゲット以外も攻撃することができるが倒してもポイントは加算されない 勝敗は一方の敗北宣言もしくは特定ダメージによる医務室送還により決着とする 医務室に送還されたものは一時間動くことができない、一時間後ペナルティーを支払う事でダメージを回復し戦線復帰できる 医務室では普通に回復もできる 所持ポイントが0になったものはゲームオーバーとなり医務室から出られなくなる 例外について ターゲット以外に指定された例外(不明体か不視体)を倒すことでボーナスが入りゲームクリアとなる ポイントはクリア時のものを最終ポイントとする 例外は施設内外どこでも瞬間移動できる 例外はハンデキャップとして能力に上昇補正がされている ポイント一覧 スタート所持100 敗北宣言 勝+20 敗-10 特定ダメージ 勝+30 敗-20 医務ペナルティー -20 例外撃破 +50 黒騎士団外伝トップ 文章:yasu
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登録日:2011/07/26(火) 01 14 21 更新日:2023/11/07 Tue 15 55 08NEW! 所要時間:約 5 分で読めます ▽タグ一覧 RPG SDガンダム SDガンダム外伝 SFC おっさんホイホイ その気になれば五時間でクリア ガンダム ゲーム スーパーファミコン ノンストップエンカウント バーサル騎士すずき ユタカ 円卓の騎士 止まることなど許されない 神BGM 『SDガンダム外伝2 円卓の騎士』は、ユタカから1992年12月18日に発売されたスーパーファミコンのRPGである。 『SDガンダム外伝』の円卓の騎士編を題材としている。前作に相当するのは『大いなる遺産』だが、ストーリー上・システム上のつながりは無いと言ってよい。 「円卓の騎士編」をベースにしたRPGはこれ以前にもファミコンでも発売されていたが、こちらは全く違うシナリオ、システムであり別ゲーである。 どちらかと言えば本作の方が原典であるカードダス版に準拠したストーリー軸になっている。 CM 集え、円卓の騎士たちよ。 皇騎士(クラウンナイト)ガンダムの下へ…! スーパーファミコン SDガンダム外伝2 円卓の騎士 あらすじ 独裁国ザビロニア帝国により平和だったブリティス王国が滅ぼされて七年後、王国の遺児である皇騎士ガンダムは辺境のベルファスト村にてその出生を隠されたまま立派な青年に成長していた。 そんな中、彼の存在を察知したザビロニア帝国の邪騎士ザクエスが村を襲撃。 育ての親である賢者アントニオの機転によってその場は退けるが、正体が露呈した皇騎士ガンダムはこれを機に打倒ザビロニアを目指すこととなる。 原作に当たるカードダスでは『ヴァトラスの剣』『流星の騎士団』『キングガンダム』『円卓の騎士』の4節から構成されるが、 本作ではそれぞれを『春の章』『夏の章』『秋の章』『冬の章』として区別しており、章によってフィールドや町の風景が変わるのも特徴の1つである。 各節のストーリーは多少アレンジされているが基本的にはカードダス版に準拠している。ただ、秋の章と冬の章はカードダス版のストーリーボリュームが少ない(*1)からか独自の展開が用意されている。冬の章はサブイベントをガッツリすっ飛ばしてラストダンジョンに赴く原作準拠に近い展開とすることも可能。 登場人物 後述するが本作では仲間になるキャラが非常に多い。 最終的には円卓の騎士団で固定されるものの、ラストダンジョン以外は皇騎士ガンダムを除く全メンバーを自由に配置して旅をすることができたりする。 また、円卓の騎士団以外は一部キャラを除くと任意参入であり、仲間にしないままプレイする縛りのようなこともできる。 円卓の騎士団は襲名後名前が変わるのだが本作ではキッチリそれが反映されており、一部のキャラを除き顔グラも変わる。 皇騎士ガンダム 主人公。本作では「ガンダム」と表示される。作中では一言しか喋らない。 兵士ジムライト ベルファスト村の衛兵であり、本作における初めての仲間キャラ(キャラクターを仲間にする操作のチュートリアルも兼ねている)。 ステータスは低く、固有技も「死んだふり」という微妙なもの。 ちなみにスタッフの解釈ミスなのか、顔グラは兵士ウインタージムという別人のものだったり。 勇剣士プラス センチネル村を訪れた皇騎士に腕試しを挑み、勝つと仲間になってくれる。 FC版と違い、ゲーム自体の仕様もあって最後まで活躍してくれるが離脱している期間は長い(F90や白金卿にも言える)。 鎧騎士ガンダムF90 オックスの塔に幽閉されている壮年騎士。邪騎士ザクエスを倒すことで解放され仲間になる。 HPが高く打たれ強い。 戦士リックディアス カードダス版と違いリバーサイドの村に居る戦士。敵単体にクリティカルヒットを出す「必殺の一撃」を使える。 道士ジムトレーナー チェスターウィンの村にいる魔法使い。盗賊カイをひっ捕らえる。 ちなみに本作の魔法はHPを消費するシステムであり、回復魔法を使ってもHPが減る。 盗賊カイ ベルファスト村にいるコソ泥。ブリティスの剣を盗むが捕らえられてしまう。 死刑もあり得る状態だったが皇騎士ガンダムの思慮によって見逃されたことで改心。以後仲間にすることができる。 最短で仲間にすると春の章と冬の章でしか使えないのだが、彼のみ仲間にせず放置しておくと夏の章や秋の章でも仲間にできる。 敵からアイテムを盗むことができる唯一のキャラであり、加入タイミングを遅らせるメリットはそこにあったりする。 白金卿 元円卓の騎士。ラナール地方を巡る決戦の直前にはせ参じて仲間になってくれる。 章のラストであるためすぐに離脱するのだが固有技のライトニングがそれなりに優秀。 風騎士ガンダムマークII 元円卓の騎士である嵐騎士ガンマガンダムの息子。 ティンタージェル城の武闘大会にザビロニアの長であるグレートデギンが観覧に来るとの情報を得て、彼を暗殺すべく行動を起こしたが捕らえられ重傷を負ってしまう。 皇騎士に彼へのトドメを刺させようとしたが麗騎士レッドウォーリアに薬草を与えられ復活。彼と共に皇騎士の仲間になる。優秀なステータスと固有技を持ち、最後まで頼れるキャラ。 彼のみ秋の章でも継続してPTメンバーとして活躍してくれる。 麗騎士レッドウォーリア ティンタージェル城の武闘大会に参加した騎士。正体を隠し参加した皇騎士と決勝戦で激突し一歩も譲らず引き分けとなる。 皇騎士の正体に気付いており、彼への軍門に振る。本作では冷静沈着(言うなればキザ)な面が目立ち、女性を口説いたりはしない。 黒魔道士クエス ティンタージェル城の武闘大会に参加した魔導士。直前に手に入る「聖者の杖」をあげると仲間になってくれる。 「聖者の杖」を渡しても本人が装備しているのでそのまま使用する事ができデメリットは一切ない。むしろ仲間にしないと武闘大会で敵として出てきてしまうので仲間にしない理由がない。 FC版では悪辣なキャラクターになっているがこちらでは特にそんなことはなくかわいいので猶更躊躇う理由がない 重戦士ヘビィガンダム 武者修行をしている戦士。皇騎士と勝負を挑み、こちらが勝つと仲間になってくれる。 レッドウォーリアとは喧々諤々の関係だが、喧嘩するほど何とやららしい。 闘士Gディテクター ザビロニアに恨みを抱く戦士。ヘビィガンダムと合わせて夏の章のパワー担当を担う。 騎士ギャプラン ゼダンの門を守る衛兵だが、戦況が不利であると自覚しており投降を促すとそのまま仲間になってくれる。 投降を促さない場合はそのまま戦闘になるが、倒しても何も得られないので仲間にするのがよい。 ちなみに彼を仲間にしている場合とそうでない場合とで中ボスの台詞が少し変わる。 また、後年のカードダスにおいてこの展開が拾われ、彼の子孫がガンダム型の兜をキングガンダムⅡ世から下賜され、ブリティス城の衛兵フライルーとして活躍している。 灼騎士ガンダムF91 スコット地方で活躍するレジスタンス。専用BGMを引っ提げて現れ、敵兵を瞬殺するが子供を人質に取られてしまう。 そこを皇騎士に助けられたことで彼の仲間に加わる。FC版同様トップクラスの性能を持つ。 僧正ガンタンクR 夏の章から「謎の老人」として皇騎士を手助けしてくれるが、秋の章では自身の弟子である邪道士ダギ・イルスの罠にかかった皇騎士を助けた際に自ら名乗り以後仲間に。 闘士ヘビーガン エクセターの町でレジスタンス活動をしている、灼騎士ガンダムF91の仲間。 固有技「突撃」は敵全体にダメージを与えることができる。 嵐騎士ガンマガンダム ブリティス城に隠された「聖杯」の入手方法を探るべく、過去に飛んだ皇騎士が出会った円卓の騎士。 皇騎士が未来から来た事を信用しようとしなかったが、出向いた村をモンスターが襲撃した際に協力して退けた事で事情を理解し聖杯の隠し場所を伝える。 本作時点では嵐騎士ガンマガンダム自体は設定されていたもののデザインはされておらず、グラフィックは嵐騎士ガンダムマークIIのものが流用されているのだが、 これによって新生円卓の騎士団襲名時に風騎士ガンダムマークIIが父親の姿を継承するというちょっとニクい演出になっている。 また、聖杯を隠すスイッチがある部屋の一角には……… 剣士ロザミア 過去に飛んだ皇騎士を介抱した少女。 森に迷い込んでモンスターに襲われたところを皇騎士に助けられ、彼の姿に憧れ剣士を目指す。 ブリティス城で遂に再開し、かつて自身を救った相手だと把握し仲間になってくれる。 なお「森で迷いモンスターに襲われたロザミアを助ける」イベント自体は任意であり、スルーした場合は彼女は未来(現代)では登場しなくなる。 過去に飛ぶ前でも彼女は既に居ないことが示唆されているので、未来を変えたければ助けにいこう。 剣士F90Jr./僧侶F90Jr./闘士F90Jr. F90の息子達。本作では灼騎士ガンダムF91について回り皇騎士の仲間になろうとするも却下されてしまう。 その後ハメられた皇騎士達をドタバタ劇の末に助けだし、その功績を認められ正式に仲間に加わる。 固有技は3人揃っており、尚且つHPが十分にないと使えない「協力攻撃」。制約が大きい分その威力はすさまじく、これを連発できる環境を用意してやれば大抵のボスは消し飛ぶ。 徳道士ダギ・イルス 皇騎士を罠にかけた邪道士。ブリティス城では戦闘になるが、敗北したことで自らの非を認め仲間に加わる。 ちなみに仲間に加わると色が変わる(元ネタのダギ・イルスの連邦仕様がモチーフ)。 呪術士フォウ ブリティス城の円卓の間を守る術師だが、皇騎士の軍勢の猛攻を見て逃げ出そうとする。 捕まえて仲間に加わるよう脅すと仲間になってくれるが、見逃したり殺害したりすることもできる。元ネタを考えると中々不遇なキャラ。 騎士ディジェ 元ザビロニアの騎士。グレートデギンに不満を零したため牢屋に閉じ込められており、助け出すと仲間になる。 攻撃を外すまでダメージを与え続ける連続攻撃という強力な技を使えるが、この時点で円卓の騎士団が揃ってしまっているので仲間にしてもほぼ使う機会はない。 これは「冬の章」で仲間になるキャラの大半に言えることではあるが。 騎士クリス バンゴール王の娘。母の仇を討たんと父親の心配を他所に城を抜け出し円卓の騎士団の仲間に加わる。 バンゴール城周りは実質サブイベントであり完全に無視することができ、場合によっては仲間にせずラストダンジョンに突入することも。 剛戦士Gキャノン クリスと行動を共にする戦士。 戦闘不能になってしまう代わりに敵を一撃で倒せる「相討ち」が使える。 銀騎士ビギナ・ギナ かつて灼熱騎士に助けられたことのあるザビロニアの騎士。 聖山ロンデニオンの最上層で円卓の騎士団を待ち受けるが、灼熱騎士の説得で矛を収めた。 仲間になってはくれるのだが、ロンデニオンは円卓の騎士団しか入れない上に少し進めばラスボス戦なので使う機会はまずない。 だからなのか固有技は2ターンかければどんな敵でも一撃で倒せるという破格の設定になっている。 闇騎士ガンダムマークII グレートデギンの側近だがその正体は嵐騎士ガンマガンダムの息子(嵐騎士ガンダムマークIIの兄)。 ブリティス城の戦いでそれを指摘され失踪。記憶を取り戻したことで最後の最後でグレートデギンに反旗を翻し、非礼を詫びつつ円卓の騎士団に加わる。 ラスボス戦限定の仲間なだけあって最強クラスのステータスだが、バグ技を使っていると「人数がいっぱいのようですね」と言いブリティス城に帰ってしまう。 また、実は彼にしか装備できない専用の盾が聖山ロンデニオンで入手できたりする。 バーサルナイト鈴木 謎のおじさん。秋の章から仲間にすることができる隠しキャラ。 仲間にするとLvが跳ね上がるのだが、バグを使うと何度でも仲間になりLvがあっという間に99になる。 元ネタは本作のプロデューサーその人。攻略本などに案内役として登場していたキャラクターでもある。 独特なシステム 今作はRPGの中でも類を見ない独特のシステムを多数揃えており、ファミコン版は勿論RPG全体においても異色の存在となっている。 そして、『大いなる遺産』並にバグの宝庫である。デバッグってなんだろう。 大多数で組めるパーティ 今作では円卓の騎士の名に恥じず 最大13人パーティが組める と言うシステムになっている。 ちなみに出現する敵はせいぜい2~3人、これ何て集団リンチ? …まあ、普段はそこまでパーティ人数いないし主人公側は反乱軍だから問題はない。 ここまで大人数だとコマンド入力が大変だが、その分オート設定が細かく指定できるので問題はない(本作のAIはかなり優秀)。 なおラストダンジョンには円卓の騎士を襲名したメンバーが13人揃っていないと入ることができないが、 「冬の章」ではラストダンジョンを除き、メンバーを自由に組み替えることができる。 戦闘不要かつ独特のレベルアップシステム 今作は敵を倒しても経験値を入手できない…というか 経験値と言う概念がない 。 …じゃあどうやってレベルを上げるかと言うと 仲間を加入させる事 でレベルが上昇するのである。 レベルアップ値は5~1で重要なキャラクター程上昇が高くなるのである。なおバーサルナイト鈴木のみLvが15も上がる。 パーティーへのスカウトは相手に話しかける際にBボタンを押せばスカウト専用の会話になる。 村人だろうが敵だろうが誰にでもスカウトを持ちかけることができる上にデメリットはないので話しかける際はとにかくBボタンを押した方がいい。特に敵には普通に話しかけると戦闘になるため、仲間にし損ねることがよくある。 なお、じゃあ雑魚戦は何の意味があるのかというと、単に金、アイテム、カードダスを集めるためだけである。 ぶっちゃけると後述のオーダーシステムがあるのでそこまで金は必要なく、雑魚のアイテムも貴重なものは少ない。 カードダスも(基本的に)コレクターアイテムなので集める必要性も薄い。 このため雑魚戦はほぼ全編に渡ってスルーできるのも本作の特徴である。エンカウント率はある程度制御できる。 オリジナルウエポンを作成できるオーダーシステム ファミコン版でも鍛冶屋で武器や防具を強化できたが今作では各地の武器屋でオーダー武器を作ることが可能。 ポイントを各項目に割り振ってオリジナル武器を作成するのだが各項目が絶妙に絡み合うので全パラカンストが最強にはならない。 また、カードダスのHP分の魔力ポイントの魔法を武器に付加できる。これによって 何度でも回復できて壊れない剣 何て物も作成できてしまうのだ。 極限まで削りきったリソース管理 上記の仕様を見ると煩雑で面倒くさそうなRPGと思われるが開発者側もこれを意識していたらしく MPを廃止し魔法も特技もすべてHP消費 と言う物になっている。 また、多人数パーティを意識して基本回復魔法が 使用者以外の全味方の回復 となっており戦闘がスムーズに進むように配慮されている。 + 補足 主人公の武器のチート性能 序盤に入手するヴァトラスの剣が能力開放前から強く、能力を開放すれば下記のオーダ武器顔負けの補正が付くようになる。 終盤手に入れるキングキャリバーに至ってはHP吸収まで付くというチート振り。 また、序盤で2回攻撃が可能になるダブルソードも入手できるので、これも主人公に装備させて他の騎士を補佐にしておけば大抵の戦闘は勝てる様になる。 オーダーについて オーダー武器には隠し要素として 付けた名前によって補正が入る 仕様となっている。 炎の剣と名付けて属性を付けたり、バーサルと付けてステータスを上げたりと、名前で能力が変わるのである。 例えば「最強の剣盾」と名付ければまさに最強のステータス補正を得られる。 上記の通り、割り振った値で値段が決まるのだが、名前補正は価格に影響しないのでオーダー武器の最低価額=1で作れてしまう。 最強の剣が1Gで売れるゲームは数あれど、最強の剣が1Gで買えるゲームはこれくらいだろう。 この剣盾のおかげでプレイ時間は約半分以下になる。 仲間キャラ 前述の通り円卓の騎士以外のキャラクターはラストダンジョンには連れていけないが、 バーサルナイト鈴木を「1回だけ」仲間にしてLv99にするには他の仲間もキッチリ集める必要がある。 また冬の章以外は基本的に全員キッチリ仲間にしている前提で調整されているので、全員に最強の剣盾でも装備していない限りは極力仲間にしていった方がいい。 なお裏技を使えばバーサルナイト鈴木を何度でも加入させてLVを最大値に出来るので血眼になって仲間集めを行う必要はなかったりする。 システム上、そこまで稼ぎを強要されない為に普通に進めても10数時間程度でクリアできるのだが、 これらの裏技を駆使すればさらに半減できる。 7年の支配と、その為に何年も準備したサビロニア帝国も、まさかわずか五時間でクリアされるとは思うまい。 重さの概念 エンカウントは所持品の重さによって上昇するようになっている。 特に隠しイベント等で手に入る「○○のはにわ」の重さは尋常ではなく、そのせいでエンカウントが急上昇するが、それに気付かず「急にエンカウント率が高くなった」としか思わなかったプレイヤーは多い。 はにわもそうだが不用品は売る、捨てるなどで即処分するのがベターである。 また、装備武器にも重さの概念があり、重すぎる武器だと威力が低下するので注意。 他の要素 女性キャラがレザーアーマーとロウソクと鞭を装備すると8回攻撃が出来るようになる。前述の通り攻略ではほぼ役に立たない。スタッフの趣味だろうか。前作にも同様のネタがあったし ファミコン版の必殺技が一般的な特技に変更された。ちなみに、ファミコン版が公式採用されている事が多く、本作で変えた理由が全くわからない。 フィールドでは、歩かなくてもエンカウントバトルが発生する。体力が減った状態ではうかつにトイレにもいけない。トイレに行く場合はその前にメニューを開くかポーズしておこう。こうすればエンカウントはしない。 ビンゴをベースにしたルーレットバトルのミニゲームがある。が手に入るのはお金だけなので正直微妙だけど… 武器の売り買いなど入手方法は普通のRPGでも、やっぱり中身はナイトガンダムでした。 ちなみにエンディング後には次作である「聖機兵物語」の冒頭を彷彿とさせる会話で締められる。 また、秋の章で条件を満たすと未来世界に飛ぶことができるのだが、そちらでも聖機兵物語を意識した会話がある。 もしかしたら「聖機兵物語」編も製作するつもりがあったのかもしれない。 追記・修正をお願いします。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] わかりにくい文章だな。筆者がただ書く事を楽しんでるだけで、読み手の事を考えない典型的な悪文よ。 -- 名無しさん (2013-11-22 21 23 06) 脈絡も段階もない文章で、ツラツラとゲームのシステムだけを説明されても……。ようわからん。 -- 名無しさん (2013-11-23 07 27 50) このゲーム好きだったな -- 名無しさん (2013-11-23 07 49 23) バーサル妖刀村正 -- 名無しさん (2013-11-23 09 18 17) 仲間を加入させる事でしかレベルが上がらない、武具オーダーシステムと一体どこがファミコン版と比較して普通のRPGなのやらw 他も指摘してるが筆者よもっと推敲しろよ -- 名無しさん (2015-11-03 11 30 36) 文句言うなら自分で書けよ……。まぁ、もう少し内容を充実させて欲しいとは思うがw -- 名無しさん (2015-11-03 11 47 30) さすがに大いなる遺産と比べると大したバグは…闇騎士加入孵化の資金増殖バグがやばすぎるぐらいだな。バーサル騎士で99レベルは裏技の範疇 -- 名無しさん (2020-11-11 02 01 13) ゲームカタログかと思っちゃったよ。アニヲタwikiでこのマイナーゲームがここまでしっかり解説されてることに驚きだが、場所を間違えている感が凄い。最強の剣とかはボンボン付録とかに出て来る公然とした裏技だったね。ちなみに装備は右手・左手・鎧しかない。 -- 名無しさん (2023-11-07 15 55 08) 名前 コメント
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作品人気投票 追加したい作品があれば「その他」に名前を入れて投票して下さい。 順位 選択肢 得票数 得票率 投票 1 絶対的人狼 48 (22%) 2 たゆみ。 40 (18%) 3 フィラデルフィア演義 37 (17%) 4 RPG030『雪道』 25 (11%) 5 Most Far Place 12 (6%) 6 くもりクエスト 10 (5%) 7 ゴーストブリッド 9 (4%) 8 孤独なアルファ 9 (4%) 9 少女と囚人のジレンマ 9 (4%) 10 マーガレット 4 (2%) 11 RPG010『アネモネ』 3 (1%) 12 ヴェロニカ 3 (1%) 13 灼熱姫 3 (1%) 14 RPG041『プロバビリティ・シー』 2 (1%) 15 トド 2 (1%) 16 笑い姫と物語 2 (1%) その他 投票総数 218
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ボス攻略 ボス攻略ボス1 ボス2 ボス1 攻略情報1 攻略情報2 ボス2 攻略情報1 攻略情報2
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勢力別 キャラクター一覧 編集中のため、箇条書きだったり、いないキャラクターもありますが、SSRも順次更新していく予定です。 キャラごとのページを鋭意制作中。 完成したらリンクつける。(2024/5/5 上から順にリンク作成中) 数値はスキルレベルによって変動する可能性があるので、あくまで目安とお考えください。 このゲーム、キャラ図鑑的なものが見当たらなくて、★段階ごとの性能が一覧で見られないんだけど、どこかにあるのか? 虚無 ほぼどこかしらの勢力パーティーに組み込まれるエリート集団。 ただしリリエルは唯一のSSRで他のメンツとは格が違うので注意。(もちろんマイナスな意味で) 編成ボーナスを活かす上で便利な勢力。(大地2虚無3編成の場合、大地5としてカウントされる) ただし、キャラ1人1人の性能は各勢力とのシナジーがあることが多いので、虚無5で組んだら強いというわけでもない。 Sランク 各勢力いずれかのパーティーに入ってくるメンツ。 キャラ レア度 役割 備考 ヘルキンナ SSR+ 防御役 暴風のタンクにおすすめ ヴァネッサ SSR+ 近衛役 暴風のアタッカーにおすすめ シャミル SSR+ 狙撃役 暴風のアタッカーにおすすめ ソリーサ SSR+ 近衛役 氷結のアタッカーにおすすめ ライラ SSR+ 近衛役 氷結のアタッカーにおすすめ 椿 SSR+ 近衛役 大地のアタッカーにおすすめ セファ SSR+ 近衛役 大地のアタッカーにおすすめ アスカル SSR+ 支援役 氷結・大地のヒーラーにおすすめ ローレイ SSR+ 狙撃役 烈炎のアタッカーにおすすめ Aランク 使う人は使うかも。私はイブリーは使ってる。セルリスは正直わからん。 キャラ レア度 役割 備考 イブリー SSR+ 支援役 サブヒーラーとしておすすめ セルリス SSR+ 防御役 正味わからん Bランク キャラ レア度 役割 備考 リリエル SSR 狙撃役 数合わせにどうぞ 暴風 行動妨害・デバフを付与しながら戦う属性。中毒(継続ダメ)・沈黙(スキル使用不可)・暗闇(通常攻撃使用不可)やその他ステータス減少デバフなどが代表的。 【烙印】持ちの防御役がいないので、虚無勢力のヘルキンナがほしいところ。 Sランク キャラ レア度 役割 備考 アリス SSR+ 支援役 暴風のヒーラーはこいつ プリシア SSR+ 狙撃役 範囲火力、反撃持ち イリヤ 希少SSR 狙撃役 暴風SSRの中では火力高い Aランク キャラ レア度 役割 備考 ミア SSR 防御役 復活持ち。でも【烙印】もってない ミュル 希少SSR 狙撃役 【中毒】【沈黙】付与キャラ マグダレーナ SSR 狙撃役 【沈黙】【暗闇】ばら撒きマシーン ニーナ SSR 支援役 バランスのいいヒーラー ソフィア SSR 支援役 デバフ解除のできるヒーラー Bランク キャラ レア度 役割 備考 ジェシカ SSR 防御役 レイア SSR 防御役 キャロル SSR 狙撃役 ヒスイ SSR 狙撃役 ほぼ使わないかなあ 氷結 連撃スキル(通常攻撃をした後に一定確率で発動する)を駆使して戦う属性。確定で発動する連撃スキルもある。 発動条件が「通常攻撃をした後」なので、【沈黙】を付与されても発動できるのがメリット、逆に【暗闇】を付与されると何もできないのがデメリット。今のところ【沈黙】を付与されることのほうが多いイメージなので、割とメリットを活かせるはず。 基本、対単体が得意なキャラが多い。 Sランク キャラ レア度 役割 備考 ヴェロニカ SSR+ 防御役 氷結のタンク代表。補欠はソーミス ムーラン SSR+ 近衛役 氷結必須のアタッカー兼バッファー Aランク キャラ レア度 役割 備考 ナタリア 希少SSR 近衛役 主力の連撃アタッカー ソーミス 希少SSR 防御役 ヴェロニカいなければこいつがタンク リタイア SSR 支援役 連撃スキル発動率UPが可能なヒーラー ブレディ SSR 近衛役 主力の連撃アタッカー② エディ SSR 近衛役 回復デバフ役のアタッカー クララ SSR 防御役 連撃スキルダメージUP要員、タンク× Bランク キャラ レア度 役割 備考 ルビー SSR 防御役 【出血】が必要なら… ナーランダ SSR 狙撃役 ステータス強奪という転生者みたいなスキル 大地 クリティカルで戦う勢力。 キャラがそれぞれ単体でもある程度完結しているキャラが多い気がする。 Sランク キャラ レア度 役割 備考 アテナ SSR+ 防御役 最強のタンク レイン SSR+ 狙撃役 火力も出るバッファー ヒテ 希少SSR 近衛役 反撃アタッカー、総合火力高 Aランク キャラ レア度 役割 備考 シモンナ SSR 支援役 使いやすい純ヒーラー ミティシア 希少SSR 支援役 味方全体のCRT率UPバフ持ちのヒーラー イリーナ SSR 防御役 回避率UPバフ持ちのタンク エレナ SSR 近衛役 CRTダメUPバフ2種持ち Bランク ミランダ(SSR/防御役) 使えそうで使えないようなよくわからない子。 みんなのダメージを受け続けてころっと逝ってしまう印象だが、ミランダ自身を強くしたり、単体回復ヒーターがいれば活躍するのか…? サファイア ハレック セレーナ ダイタ 烈炎 独断と偏見により私は使ってない。 属性相性の悪い大地メインの混成パーティーで、戦闘力が相手より低くても勝てるからあんまり強いイメージない。 今後キャラが増えたり、キャラ水準が上がってきたらどうなるかわからん。 ティナ(SSR+) 白兎。烈炎わからん。 バフもりもり解除されてるっぽいのと攻撃痛い気がする。 ミリア(SSR+) イベント「熱戦黄金祭」の謎解き戦01で初めて使った。 アンチクリティカルヒーラーということはわかった。 カラフ(SSR) 火力高い気がする
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ジェナ・エルフマン 名前:Jenna Elfman 出生:1971年9月30日 - 職業:女優・声優 出身:アメリカ 出演作品 1990年代 1997年 ポイント・ブランク(ターニャ) 1998年 ドクター・ジャガバンドー*(ヴェロニカ) 2000年代 2000年 僕たちのアナ・バナナ*(アナ・ライリー):五十嵐麗 2009年 きんきゅうしゅつどう隊 OSO*(マヤのママ)
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pc2 システム PL経験あり: GM経験あり: やってみたいシステム: DXの累積経験点: PC ダブルクロス3rd アンゼロッタ・ヘリオス ナラサキ セッカ ベルゼビュート ロザリンド・ラファリム ヴェロニカ・ホルス 夜野 千鳥 月村 夜 漣條 翡翠 空 笹瀬川 佐々美 シノビガミ 猿飛 花梨 藤見 白雪 ソードワールド2.0 ルーア シルバーレイン 「pc2PC 銀雨PC」をタグに含むページは1つもありません。 クトゥルフ 八坂 かなみ 他 「三日月」のユラ・ツキミ リチェルカ・マギア GM ダブルクロス3rd She through the Looking-Glass
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草案 登場人物 アママイコorピジョット:クリスティン・ギラム 後者は声優繋がり ラランテスorピカチュウ:ヴェロニカ・クリコワ 後者は使い手のヒロシとの声優繋がり フライゴンorメタモン:ヒルデ・トルヴァルト 前者は雰囲気。後者は声優繋がり -- (ユリス) 2019-03-24 17 41 38
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前ページゼロの騎士団 ゼロの騎士団 PART2 幻魔皇帝 クロムウェル 9 「到着と再会」 「……ここは?」 かき消えそうな声と共に、ニューは目を開ける。 (どうなっているのだ? ……私は確か、ソーラ・レイ撃った後、意識を失って倒れた筈だ) 自分が目を開ける事があけたことへの事実と共に、意識が途切れる前の事を考える。 少なくとも、ニューが気絶する寸前の視界に、真駆参がマチルダを連れていく所が映っている気がした。 おそらく、二人は退避したのだろう。 その後、こうやって起きていると言う事。真駆参達は撤退して、ニューに止めを刺さなかったのだろう。 (恐らく、あの時の一撃で撃退できたのだろう。しかし、倒れるとは……あの時と同じだ) 視界は天井の白い壁に塞がれている、と言う事は屋内だと言う事は起動し始めた頭でも理解できた。 しかし、体の方は自分のすべき命令を理解出来なかったようだ。 「いっ!」 激痛に声を漏らす。 腹に力を込めて起き上がろうとするが、筋肉を引きちぎるような感触に襲われる。 「この程度で済んだと考えるべきなのか?」 体のストライキを理由にニューは納得するが、そのままと言う訳にも行かなかった。 本当なら背中に当たる柔らかなベッドの感触を感じていたかったが、優先すべき事を体に命令する。 視線を地面と平行にし、ゆっくりと状況を確認すべく身を起し辺りを見回す。 そこで、隣に複数のベッドがあるのを確認する。 医務室なのだろうか? そう思い、ベッドに居る人物を見て、ニューは言葉を失う。 ニューの絶句した理由を理解できるのが、この場に居るとすればそれは一人の少女であった。 ルイズもまた、ニューと同じ場所に居て、ニューと同じ様に絶句する。 彼女の視界には起きたばかりのニューが居た。 そして、その隣には、まだ寝ているニューが居た。 (どういう事、ちょっとニュー! これ一体どういう事よ) とりあえず、訳が分からなくなり、ニューに声をかけるがその声に反応している様子は無い。 起きた方のニューに近寄り詰め寄ろうとするが、ルイズはそこで足を止める。 (何故、私はこれを見ているんだ……) ニューの声が脳内に聞こえ、その声には驚きが含まれている。 ベッドの上のニューはそんな二人に気づかずに、未だに寝ている。 (これは! 私が初めてギガ・ソーラを撃った時の事じゃないか) ニューが何かを思い出したようだ。 (え!) はっと顔を見上げて、ルイズは黙ってニューの方を見る。 ルイズはその言葉を瞬時に理解する。ここ最近、夢の中で彼女はニューの事をよく見ていた。 自身の剣の才能がない事を知り嫌々ながら家を出た事。 ゼータに剣で負けた事。 魔法を習っている事。 そして、敵に囲まれた際にギガ・ソーラを使い倒れた事。 (この間の夢の続きなの? あ、目を覚ました) 気付いて目を向けると、未だ寝ていたニューの方も目を覚ました。 目を開けた後、もう一人のニューもまた、身を起して部屋を見回す。 (無事だったんだ) 過去の出来事とは言え、ニューが倒れた所を見ていただけに、彼が無事である事に安堵する。 そして、もう一人のニューが部屋の内装から自分達の居城、 アルガス城に居るとこに気がついた所で、部屋に入る者が居た。 その顔をルイズは覚えていた、ニュー達の団長であるアレックスである。 アレックスはニューが起きている事に気付くなり、嬉しそうに彼のベットに近づいた。 「ニュー、気がついたのか……良かった、三日間眠り続けていたから心配したぞ」 (あれから三日も眠っていたの!) ルイズもその言葉を聞いて驚く。 確かにすごい魔法であったが、あの時三人で魔法を使ったのに、 それでも三日も眠るとはルイズも思わなかった。 その言葉を聞いて、ニューは倒れる前の事を思い出したらしい。 「アレックス殿、ムンゾ帝国の敵はどうなりました!? それに、タンク殿やメタスは!?」 彼にとっては先程までの状況をアレックスに確認する。 自分達は確実に危機にあった。 そして、魔法を撃った後、敵はどうしたのか? 自分と同じ様に魔法を使ったタンクやメタスはどうなったのか? 「少しは落ち着け、魔法により敵は全滅した。 そして、タンク殿とメタスはあの後、お前同様に倒れたが、次の日には目を覚ましたよ」 アレックスは落ち着いた声で、ニューの疑問に答える。 ニューとしては結末を見ていなかっただけに、それは彼等にとっては最も望ましい結果であった。 (そう、敵は全滅していた、そして、次にアレックス殿が言った言葉は今でも覚えている) 二人のやり取りを見ながら、自身の過去をトレスして、もう一人のニューが呟きを漏らす。 ルイズもニューの言葉が気になったのか、二人に視線を戻す。 ちょうど、アレックスがニューに対して何かを話そうとしている所であった。 「今回全滅を免れたのは君のおかげだ、ありがとう」 「いえ、そんな事無いですよ、無我夢中でやっただけです」 直前まで自分に出来る訳ないと思っていただけに、アレックスの言葉に対して、ニューは謙遜する。 アレックスはそれを聞いてから、考えていた事を伝える。 「ニュー、私は君を騎馬隊から外し、法術隊へ行ってもらいたいと考えている」 良く通る声でその言葉は部屋に響いた。 ルイズは驚いていなかった、それは、今のニューを知っているからだった。 しかし、目の前のニューは明らかに驚いていた。 「法術隊は常に慢性的な人手不足であり、その事で悩んでいた、 それを補強する意味でも君には法術隊に入ってもらいたいのだ」 「そんな、無理です! あの時は偶然上手く行っただけです!」 ニューはいきなりの転属を切り出され戸惑っていた。 (もし、法術士になったら、本当に騎士の道を閉ざす事になる) ニューはこの時既に、転属の意味に気付いたのだろうか、ルイズはそんな事を考える。 しかし、アレックスはそれを聞いても言葉が足りなかったのだろう。 「今は偶然かも知れない、しかし、修行を積めば君は僧侶、いや、法術士にもなれるかもしれないのだ……頼む!」 団長が下の物に対して、頭を下げるなど普通は考えられない。 しかし、アレックスはニューに対して頭を下げていた。 それを見て、口を数秒あけた後、ニューは口を開いた。 「……少し考えさせて下さい、整理がつかないのです」 絶対の拒絶は出来なかった。 「すまない、まだ起きたばかりだったな、ゆっくり考えてくれ」 もう少し何か言いたそうであったが、 アレックスもそれを聞いて何か考え込んだ後、部屋を出る事にする。 アレックスが出ていくのを見届けた後、無言で俯いているニューを二人は見る。 そして、部屋の沈黙を破るように声が流れ始めた。 (あの時、ルイズには騎士の道を閉ざす事になると言った……だが、法術士になる事を躊躇ったのはもう一つ理由があった) それを聞いて、ルイズは目をもう一人のニューに移す。 彼女に気がつかないまま、ニューは独白を続ける。 (……私は恐ろしくなったのだ。ギガ・ソーラを使った事が、一瞬でたくさんの命を奪った事実が) 「ルイズ、大丈夫かい?」 その声をかけたのはニューではなく、帽子をかぶった髭の男であった。 「……ワルド?」 無意識と意識の狭間で、ルイズはその男の名前を呼ぶ。 それは当たっていたらしい、ワルドは安心した顔をする。 「ここは?」 ニューのソーラ・レイを見た後、船に乗った安心感と泣きつかれた疲労感から、 大した時間を経たず、ルイズは部屋で寝た気がした。 状況が分からず、先程とニューと同じような感覚で、辺りを見回す。 気のせいか自分と居た部屋と違うような気がした。 その事を言おうとして、ワルドを見ると、彼は申し訳なさそうな顔をしていた。 「ルイズ、不味い事になった……この船は空賊に占拠された」 少し間を置きながらの発言は、それに見合うものがある。 しばらく起きたばかりで事情がつかめなかったが、ルイズは驚きの言葉を探す。 「え!どういう事!?」 突飛でも無い言葉に対する模範的な反応にワルドは一息ついてから、語り出す。 「君が寝てから、深夜に空賊に襲われた、暗闇で気付かずに接近されたらしい。 どうやら積荷を狙われた様だ、僕達は奴らのアジトに連れていかれる」 そう言ったワルドの顔には疲労の色があった。 自分が寝ている間、警戒を怠らなかったのか? ルイズはそのような事を考えていた。 「どうするの、私達は姫様の命を果たさなければならないのに」 (せっかく、ニューが足止めしたって言うのに) ニューの行いが無駄に成るのでは無いか? そう思うと、ルイズは無意識に胸が詰まる。 それを見て、ワルドが諭すように、説明する。 「落ち着くんだルイズ。ここは船の上だ、どの道逃げ場はない。 奴らのアジトに着いたら隙を見て逃げ出す、いいね?」 まだ、アルビオンは見えていない。その状況で小舟を奪うよりは、 アジトに着いた空賊達が安心した瞬間を狙い脱出する。 ワルドはそう考えていた時、扉が開くのを感じる。 中から、髭面のいかにも空賊の様な男が現れる。 近付いただけで、嫌悪を満たす体臭がルイズに非常事態を教えていた。 「来てもらおう、お頭がお呼びだ」 親指で部屋から出る事を促す。 ルイズはワルドの顔を見るが、ワルドは抵抗するのは無理と言う表情を浮かべていた。 (ニュー、どこにいるの……) 自身の状況の悪さを感じながらも、心はどこかにいる自身の使い魔の事を考えながら、部屋を後にした。 杖を取り上げられたルイズとワルドは男に連れられて、部屋の中まで来ていた。 男はその容姿からは似合わないノックをしながら、部屋の中に確認する。 「お頭、例の貴族を連れてきました」 「おう」 短い言葉だが、ルイズには声は若い男に感じられた。 そして、その印象は当たった。 部屋の中には机を隔て、一人の男が居た。 賊達の様な簡易な服装とは違うどこか大将を思わせるような格好であった。 顔は髭で覆われていて詳しくはわかりにくいが、それでも目元などからワルドよりも若く思えた。 (……あんまり怖そうじゃないわね) そんな事をルイズは考える。何となく汚らしい大男か眼つきの鋭い老人等を予想していただけに、 目の前の男はそう言った威厳を感じなかった。 「アンタ達かい、あの船に乗っていた貴族様は?」 男の声は、やはり最初聞いた印象を覆す事は無かった。 ルイズは考える、自分達はどうなるのだろうか? 船に乗っていた中で連れてこられたのは感じられる限りでは自分達だけの様だ、 二人は高価な物はあまり持ち合わせていない。 唯一、アンリエッタから渡された指輪だけだ。 自分を慰み物、あるいは人買いに売るのだろうか? しかし、少数とはいえあの船には若い女は居たが、それを連れてきた形跡は感じられない。 一番考えられるのはレコン・キスタだろうか? 最低限の情報を与え、ルイズ達を捕獲しレコン・キスタに売る。 ルイズがいろいろ考えていると、ワルドが頭の相手をするように一歩前に出る。 「お前達は何が望みだ?」 「俺達に力を貸してほしいのさ、今ここら辺は貴族派が睨みを利かせているから、 最近厳しくてな腕の立つやつが欲しいのさ」 男は半笑いを浮かべながら、こちらを見ている。 話から察するにレコン・キスタや貴族派とは関係ないようだ。 「そっちの嬢ちゃんはともかく、アンタの方は腕が立ちそうだしな、 軍人さんか何かだろ?嬢ちゃんは変装までして、ここに何の用だい?」 ワルドの杖を弄びながら、男はワルドを見る。 恐らく自分達がアルビオンに何かしら用があって来た貴族と思ったのだろう。 ルイズの格好は平民であるが、杖を持っていたし、ワルドの格好は平民にはとても見えない。 これでは変装した意味がなかった。 「断る。お前達に協力する理由はない」 「そうだよな、けど、アンタが協力する理由は充分だぜ、そのお嬢ちゃんを保護しているんだからな」 男は保護の部分を強調する。 その言葉を聞いて、話の筋がルイズにも掴めて来た。 戦力が欲しいなら、ワルドだけを連れてくれば良い。 しかし、当然のことながらワルドは首を縦に振らないだろう。 ならば、理由を作ればよい、簡単に理由を作れる物がある。 ルイズである。 彼女を押さえておけば、ワルドは簡単には断れない。 そして、ルイズ達の目的を果たす上で、ルイズが持っている水のルビーは、どうしても、持っていなければならない。 そんな事も知らずに、男は答えが解っているかのように嬉しそうにワルドの言葉を待っていた。 しかし、ワルドの言葉を待たない者がいた。 「ふざけんじゃないわよ! なんで、あんた達みたいな賊何かに手を貸さなくちゃいけないのよ! 私達にはやる事があるのよ!」 (そうじゃなきゃ、ニューは何の為に、あそこに残ったのよ!) ルイズは少し涙を浮かべながら机を叩きつけて叫ぶ。 それは、賊に対してと言うよりも、彼女の使い魔が、 命がけで任務を果たした事に対する、運命の報酬の非情さであった。 ルイズがいきなり叫びだした為に、男は少し唖然としていた。 それに構わず、ルイズは続ける。 「だから、アンタ達何かに手を貸すのは嫌! ついでに、私は何としてでも目的を果たす!」 (こいつ等に力を貸すのは嫌、けど、ニューや姫様の為にもなんとしても、任務はやり遂げる) 「ははは、ずいぶん都合のいい事を言うお嬢ちゃんだ」 支離滅裂とも取られ兼ねないルイズの言動を聞いて、男は笑いだした。 最初こそ笑い出したが、言葉の最後の方はその笑いが無くなっていた。 「けど、そう言う事を言うのは嫌いでは無い」 男はそう言いながら、髭に手を掛ける。少し力を入れると、男の髭は簡単に取れてしまった。 髭のとれた顔は、年頃の端正な男の顔であった。 「ようこそ本物の貴族の方、私はアルビオンのウェールズ・テューダー。 この空賊の首領を務めている者だ。なるほど、確かに君達の言う通りの人物だったな」 それはルイズがもっとも合いたい人物の名前であった。 挨拶をしながらも、なぜかウェールズがドア越しに声を掛ける。 入ってくる人物はルイズにとっては予想外の人物であった。 「なんでアンタがここに居るのよ!」 婚約者と礼を尽くさねばならない人物がいるにもかかわらず、 ルイズは驚きを持って、その人物を指差した。 「よお、ルイズ久しぶりじゃねぇか」 人――本来その表現が正しいのかは別として、 目の前には自分の嫌いな人物の使い魔が先程の緊張感のかけらも無い声で部屋に入って来た。 「よお、じゃないわよ! ダブルゼータ、なんでアンタが乗っているのよ!? アンタがいるって事は」 「はーい、久しぶりね、ルイズ」 扉が開き、目の前に自分が最も会いたくない人物が現れる。 そこには、女海賊とでも形容されるような格好のキュルケが居た。 状況に対して、説明がつかなかった。 キュルケ達が旅行でアルビオンに居る事は知っていたが、 少なくともルイズの前に現れるとは思ってもみなかった。 そもそも、既に帰っていると思っていた。 それだけに、目の前のダブルゼータを見ても再会の喜びよりも、理解不能の文字が脳を支配する。 「彼女達には私の部下を助けてもらってね。そのついでに、傭兵として協力してもらっているのさ」 ルイズの疑問に、ウェールズが答える。 ルイズの行動は、納得というよりも怒りを表していた。 「アンタ達、何をやっているか解っているの!? これは戦争なのよ!」 「分かっているわよ、あなたこそなんでこんな所に居るのよ? しかも、そんな立派な殿方と一緒に」 久方ぶりの会話。 学院で繰り返される会話。 しかし、お互いが得たい情報が多すぎて、やり取りする情報を間違えている。 それに気が付いた、部外者2名は苦笑いを浮かべていた。 「ところで、なんで此処に居るんだ。 それとニューはどうした?」 ルイズとダブルゼータの会話がやっと噛み合いだした所で、ダブルゼータが思った事を口にする。 自分とキュルケならともかく、ルイズの元にニューが居ない事に気付いて疑問を口にする。 それを聞いた途端、それまでの強気な顔が崩れる。 「おいおい、どうしたんだよ急に、何か悪い事聞いたか、喧嘩でもしたのか? アイツは口が悪いからな」 「そうよ、ニューがあなたの事を桃色攻撃色小娘とか、寸胴空洞無反動ナイムネ砲とか言うのは珍しい事無いじゃない」 2人の言葉は的を射抜く気が無い射手であった。 軽い気持ちで聞いただけに、ルイズの顔が変わったのが二人を焦らせる。 「違うわよ! ニューは……ニューは私達を船に乗せる為に一人で……」 言葉が途絶えがちになり、最後には嗚咽が交り出す。 2人は理解できなかった。 そして、答えを求めて、目の前の男に視線を動かす。 これにより、場が動く事を2人は直感する。 「それについては私から説明しよう。初めまして、ウェールズ皇子。 私は魔法衛士隊隊長のワルドと申します。 この度はアンリエッタ王女の命を受け、このルイズの護衛としてまいりました」 ワルドが名乗り、今回アルビオンに来た目的を説明する。 それを聞いて、ウェールズは何かを悟ったような顔を浮かべた。 「そうか、あの手紙か……わかった、今ここには無いので城に帰ったら渡そう。 それに、君達を客人として持て成さねばならない」 一瞬、暗い顔を浮かべながらも、するべき事、 そして、人に対して向ける仮面を被り直しウェールズはルイズ達に微笑みを浮かべた。 その中で、ワルドの話を聞いたダブルゼータは、ぼんやりと窓を見ていた。 「アイツなら大丈夫だろうぜ……何たって、この俺を何時のろま扱いするんだからな」 ルイズを励ます訳でもなく、だが、絶対の自信がある訳でもない。 ダブルゼータの心情を現すかのように、雲の中に見え隠れする黒い影が濃くなる。 雲を抜け、窓から差し込む日の光が視界を遮る。 数秒の後、ダブルゼータはここ数日で見慣れた場所を見下ろしていた。 雲の中から、表れたような大地――アルビオンを。 男のその日の最後は乗船者の確認であった。 それは毎日の日課と言う訳では無く、その船〈キング・リーヴェル〉は、 鉱石等を主要とした輸送船であった。 こう言った輸送船は本来、積載量に影響する為一般人の乗船を嫌う。 なので、乗る為にはそれなりの方法がある。 一つは客船の数倍の金額を払う事。 男は目の前のフードをかぶった二つの影を見る。 「この船に乗せてもらう予定の者よ。ロングビルの名前で話は通って居る筈だけど」 フードを深くかぶった一人が出した名前は、男の聞いていた名前と一緒だった。 フードから時折垣間見える表情が女である事が分かる。 (船長や誰かとコネのある人物だよな) 酔って昔話――商船の船長とは思えない様な自慢話をする船長の客人としては、 これ以上ないくらい適人に思えた。 この船は、時に船長の“昔馴染み”を乗せる事がある。 今度も恐らくその類であろう。 だが、後ろに居るもう一人は? ローブを被っているので完全には把握できないが、 隙間からフルアーマーの鎧――それも、ハルケギニアでは見た事のない鎧を着た小男に見えた。 こちらの方は素顔を全く見る事が出来ずにいた。 鎧もおかしいが、それ以上におかしいと思えるのは、小男は自分と同じくらいの袋に包まれた何かを涼しい顔で背負っている。 正確には解らないが小男の荷物は明らかに軽い様には思えず、何よりそれを背負っている状態でも、 ふら付いたり、力を込めている様子は見えず、事もなく持っている。 (嘘だろ、重くないのかよ) 仕事上、力自慢が何も自慢にならないような環境で生きている自分ですら、それには驚くものがあった。 この仕事に就いて堅気の人間ではない者達を幾人か見て来たが、 目の前の二人はその中でも特に異質に見えた。 気に留めつつも、男は仕事をこなす事にする。 「あぁ、話は聞いている。第二船倉を使ってくれ」 「船室じゃないのかい? こんなホテルのサインみたいな真似をさせて」 渡された紙に名前を書き、女が自分に渡してくる。 「この船には、そんな上等な物は無いぜ。なんなら、俺の部屋に泊まるか? 俺のベットはクラリッジにも劣らないぜ」 「クラリッジはいつから王家に星を返上したんだい」 この船に乗る人間との冗談のやり取りの一種である。 女の顔は不満を持ちながらも、結局はすべてを理解していた。 「じゃあ、遊覧飛行でも楽しみますかね」 「窓は付いてないぜ、見たけりゃ外に出るんだな」 男の言葉を聞いて、女は軽く舌打ちしながらも船倉に続く階段に向けてゆっくりと歩き出す。 それに続いて、後ろの小男も無言で歩き出す。 すれ違いざまに、男は背負っている布の紐が少し解けているに気づく。 「おい、アンタ、紐がほどけているぜ」 「そうか」 小男は短く呟き、いったん袋を置いて、紐を縛ろうとする。 だが、視界が悪いのかもともと不器用なのか、その作業は思ったより時間がかかっていた。 「手伝うか?」 男はそれを見て声を掛ける。 手伝うと言うよりも、本音を言えば男の荷物が何なのか少し気になったのだ。 「いや、構わない。こう言った作業は苦手でな」 男の意図に気づかないのか、それとも気付かない振りをしているのか、 小男は特に気に掛ける事もなく答える。 その言葉の通り、最初の苦戦して居た様子から、 段々とコツを掴んできたのか紐の曲線が増えてくる。 本来なら、そのままにしておいてよかったのだが、その時、何故か動いてしまった。 「おっと! 倒れそうだったぜ、本当に大丈夫なのか?」 そう言いながら、小男の視界から隠れるようにして荷物を支える。 だが、それは嘘であり、男は近づいた時に、開いた袋の中を盗み見る。 「済まない……もう、大丈夫だ」 集中して居たのだろう、社交辞令の様な礼を述べつつ、もう一度紐を強く結ぶ。 「行くよ、マークスリー」 自分の後を付いて来ないのが気になったのか、階段を降りかけた女が声を掛ける。 その表情には、少しだけ苛立ちの色が見えた。 「わかった」 再び、荷物を背負い階段を下り始める。 それを振り返る事もなく、男の耳に、重たそうな足音が聞こえ、段々遠くなっていく。 男は言葉が出無かった。 袋の中には形は違えど、小男とよく似た鎧が入っていたのだから。 「38 お前達には協力してもらうぜ」 海賊 船長 若い男のようだ。 HP 440 前ページゼロの騎士団
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